医師と看護師というのは、世間的に見れば職場が一緒、やっていることも系統的には一緒。
それなら医師・看護師の組み合わせで結婚することも多いんじゃ?と思いがちですが、実際は少し違っていたりします。
看護師の友人や同僚など、身近な看護師で医者と結婚しているケースは実はあまり聞きません。
私の周りでは大体3人程度でしょうか。
でも既婚者の男性医師に聞いてみると、妻が看護師のケースは結構耳にするんですよね。
これは、医師側が自分の病院以外で看護師と出会っているというパターンがあるんだと思います。
男性医師の結婚相手は、看護師以外にも女医や薬剤師といった医療従事者が多め。
結婚相手の割合として、「看護師」と「女医」がそれぞれ3分の1とも言われているんです。
看護師と男性医師の数に大きな開きがある(男性医師約25万人・女性看護師約112万人)ので、「話には聞くけれど、身近にはあまりいない」ということになるのでしょう。
実際のところ病院の勤務医や開業医は既婚者ばかりなので、独身男性医師自体があまりいません。
その残り少ない男性医師もプライドが高い人やコミュニケーション能力に難があったりなので、「結婚したい」と思えるような男性医師に出会う機会は相当少ないと言えます。
大学病院などは若い独身男性医師も多そうな印象があるんですが、そう上手くはいきません。
医師も若手看護師も業務や勉強に忙しすぎて、恋愛や結婚は二の次になってしまいがち。
そのため、結婚を考える頃には独身医師より年上に…なんてこともよくあります。
実際に医師と看護師で結婚した例をもとに、医師と看護師がどのように出会っているのかを解説します。
看護師の専門学校は3年間、通常の大学は4年間が一般的な在学期間。
それに比べ、医学部の在学期間は6年間とかなり長めになっています。
まして女子医学生が少ない状況となると、同じ学部になった者同士がカップルになるケースが多いのも頷けるというもの。
そのまま結婚となるのが、「若いけどもう奥さんがいる」「まだ結婚してないけど決まった人がいるらしい」パターンでしょう。
また、医学部と看護学部の両方がある大学では一緒に実習や活動、サークルを通じてカップルになるケースが多数。
卒業を待ってゴールインすれば、医師・看護師夫婦の誕生です。
研修医時代に相手と出会い、リーダーや副看護師長クラスの看護師と結婚するというのも稀にあります。
研修医時代はとにかく忙しく、ついつい余裕がなくなってしまう人も多いんですよね。
そんな中で指示の出し方など仕事を通じて支えになってくれたベテラン看護師の存在は本当に大きい。
ちょうど女性側が結婚適齢期であることも後押ししてゴールインということでしょう。
これは正直、ほとんどないと言っても良いでしょう。
昨今のコロナの影響が出る前から、医療系の職場の飲み会自体が減少しています。
原因は、以前に比べて医長クラスの医師の懐事情が寂しいから。
忘年会や歓送迎会などの会費が同額ということもある上に、医師はドタキャン率も高い。
そのためか、ここ最近は看護スタッフだけで行うケースが多くなりました。
日中にできなかった業務や明日の診療準備などで遅くまで残っている医師は結構目にします。
大概は医局でしていますが、たまに(わざわざ)病棟でしている医師も。
実はこれって、「看護師とのおしゃべりで気分転換したい」というアピールであることが多いんです。
そこで仲良くなった結果、結婚に発展する。ある意味自然な出会いと言えるかもしれませんね。
ただし、このパターンには既婚医師との不倫に発展するのも含まれています。
なんとなくで流されてしまわないよう、要注意!
「医師と看護師の結婚」これだけ聞けば同じ医療系だし、二人が仲良しなら格差も何も無いんじゃない?と思いがちですが、親や周囲からは格差婚と言われることもあります。
看護師との結婚を断固反対することが多いのは、特に地方の医師家系の家庭(代々医者のような)。
家柄や血筋にこだわるため、結婚相手としてはいいところのお嬢さんか、医療関係者なら女医や薬剤師を好むことが多いようです。
医師側の親御さんがが賛成していても、その親戚が結婚を認めないなんて話もありました。
親戚のお嫁さんより「いい人」でないと許さなかったり、一度も働かないまま嫁いだお姑さんが「バリバリ働く看護師」を毛嫌いするケースも同様に多いとか。
また、看護師と浮気をされた経験があるお姑さんの場合も看護師との結婚を良しとはしない傾向があります。
看護師に対する偏見は根強く、「遊んでそう」「仕事ばかりで家庭を顧みない」と一方的にレッテルを貼られることも…あまりにもひどいようなら、相手に相談したり結婚を再検討するのも一つの方法です。
今は看護師も大卒の時代になってきており、昔ほど「格差婚」のイメージはありません。
都市部の場合は結婚を反対されるケースが減ってきている印象ですね。
「地方の開業医の長男」…と聞くと絶対反対されそう!なんてイメージですが、『病院経営の苦労はさせたくない』と柔軟に考えるケースも増えてきています。
同じ医療職だけに、うまくいきそうに見える医師と看護師の結婚。
ですが、医師と結婚したことで後悔する看護師も実は多いのです。
医師と看護師の結婚でよくある後悔を、先に知っておきましょう。
「医師は体力勝負!」と言われるくらい激務の職業で、プライベートの時間を持つのが非常に難しいです。
夜勤はもちろんのこと、深夜の緊急呼び出し、学会出張などもあり、四六時中仕事をしているケースも少なくはありません。
そのため、医師と結婚するなら、結婚生活の重要なイベントに相手がいない事態も覚悟しておくべきです。
結婚式の予定を完全に相手側に合わせなければいけない、出産時に立ち会ってくれない、子供の運動会や学習発表会に一切顔を見せてくれないなどは、激務の医師と結婚すると起きやすいトラブルです。
看護師も夜勤のある仕事ですので、結婚前に家族計画や家庭の役割分担について、しっかりと話し合っておくとよいでしょう。
相手が医師家系で義実家が地方の開業医、親戚にも医師が多いとなると、よほどのエリート家系でない限り看護師側の立場が弱くなります。
忙しい医師に変わって親戚づきあいを任される、義父母の送り迎えを頼まれるなど、義実家の都合に振り回されることもあるでしょう。
特に義実家が開業医で、パートナーがその病院で働いている場合は要注意です。
病院でも家庭でも、お手伝いさんのようにこき使われる可能性があります。
また、夫婦間でのトラブルにつながりやすいのが、義実家が子育てに口を出してくること。
「孫にも医師を目指してほしい」と、孫の教育に過剰に干渉する義父母に夫が同調し、家庭内で孤立感を味わう人もいます。
そのほか、孫の教育の責任を母親だけに押し付ける義父母のせいで、仕事以上に家庭でのプレッシャーを感じるとの声も。
医師との結婚と言えばお金に関してだけは安心なイメージですが、実際のところは、結婚後に金銭面での悩みが増えることもあります。
その中でも特に多いのは、相手が結婚後に開業したケースです。
開業医は全体の2割程度ですが、勤務医よりも平均年収が高く、病院運営に積極的に携われる魅力から、開業を目指す医師も多くいます。
ただし、開業したからといって、何もかもうまくいくわけではありません。
最初は多額の借金を背負ってスタートすることになりますし、病院が乱立している地域では競争も激しく、患者さんを集めるために夫婦で一緒に苦労をすることも十分あり得るのが、開業という選択肢です。
結婚後に開業を選択肢に入れているのかどうかを事前に確認しておいた方が、「こんなはずじゃなかった」という後悔は少ないでしょう。
これだけ医師がいて看護師もいるなら、皆が結婚してもおかしくないはず。
それでも「結婚できる人・できない人」が出てくるのは、やっぱり違いがあるからなんですよね。
ここでは、医師との結婚を叶える看護師に共通するポイントをお伝えしていきます。
医師の診療科にもよりますが、医師はとにかく忙しい!
休日もオンコールなことが多く、会える時間がどうしても少なくなってしまいます。
オンコールの場合は病院まで30分から1時間の距離で待機となるため、お出かけするにもかなりの制限に。
そんな状況で「寂しい」「どうして会ってくれないの」と駄々をこねられても、医師からするとどうしようもありません。
例えそんな環境でも寂しいとは言わず、わがままを上手く使い分けられる、そんな女性が人気です。
医師と結婚する看護師は意外と地味で真面目。
まつげエクステに濃いアイメイク、茶髪ロングの派手系な看護師は沢山いますが、彼女たちは医師の結婚対象に入っていません。
仕事中はナチュラルメイクで目立たないけれど私服はガーリー、ゆるふわメイクというギャップが大きな魅力になるようです。
また、TPOを考えた振る舞いが出来るタイプも医師との結婚に近づきます。
日頃の生活は倹約家でありつつ、持ち物はきっちりブランド物の定番が多いのもこのタイプです。
医師と結婚するのはいいけれど、実際結婚するとなったら家庭と仕事の両立にめちゃめちゃ悩むのが看護師という職業ですよね。
結婚後は仕事を続けることはできます。
しかし、周りを見てみても出産や育休後の復帰は難しい印象です。
その理由はやはり、夫からの育児のサポートが困難であること。
子供が十分に大きくなってから復帰するというケースも、意外と多くありません。
とはいっても、あまりハッピーなパターンではありません。
若い勤務医の場合は学会や研修費用、奨学金の返済など入ってくるお金より出ていくお金が圧倒的に多いというのが現実です。
そうなるとやはり妻も仕事を続けていかないと経済的に余裕が無いのです。
看護師という職業が有利に働くのが開業した時。
後々開業した場合には、妻が看護師として働くケースは少なくありません。
入院中心から在宅中心の医療への転換が進むなかで、看護師の妻の存在は非常に心強いと言えます。
看護師と結婚する男性医師は多いものの、逆に医師と結婚する看護師は少ないのが現状です。
学生ではなく看護師になってからの出会いとなると、なお少ないでしょう。
若い研修医とお付き合いする場合はなかなか会えないことに加え、看護師側が金銭的な援助をしないといけない可能性もあります。
同じ医療系であるなら、理学療法士や薬剤師、放射線技師や臨床検査技師など高収入で時間の余裕もあるコメディカルもいるので、院内での婚活は視野を広くして婚活するのがおすすめです。