突然ですが、看護師のうちどの位の人が結婚していると思いますか?
正解は、約6割!
実に3割、つまり3人に1人いくかいかないか位が未婚というこの事実。
厚生労働省のページでも、看護師は他の職業の女性に比べて特に未婚率が高いことが分かります。
それでは、看護師がなぜ結婚できないと言われるのか?について解説していきますね。
1 週間あたりの所定労働時間をみると、正職員(フルタイム)の所定労働時間は、法定労働時間上限の「40 時間 00 分」が 52.7%で最も多く、次いで「36 時間 00 分~39 時
間 59 分」が 25.8%となっている。 また、80.3%が超過勤務をしている。
80.3%の方がしている超過勤務、いったいどれぐらいしているのかといいますと、ひどいところでは8:30開始の日勤ナースが22時に退勤することもあります。
意外なところでは、ICUなど超急性期、集中治療病棟では3交代であることが多く、超過勤務が少ない傾向です。
ですが勤務時間中は精神的に張り詰めた時間が長いので、ストレスからくる疲労は大きいと言えます。
実は超過勤務以外の仕事も山のようにあります。
大学病院や総合病院のような大規模な病院では大概、独自のキャリアアッププログラムがある事が多いですよね。
特に5年目までのナースは年間を通した課題が与えられています。課題の指導を副師長さんや師長さんにいただくため、休日に出てくることもしばしば。
その他、委員会や研修、学会に出席するため、それに休日を費やすこともかなり多いもの。
それらに挫折し離職するナースは少なくないため、慢性的な人手不足に拍車がかかり結婚どころではなくなるのでしょう。
「結婚したい」より「こんなところ早く辞めたい」が頭の中のほとんどを占めることもあるんじゃないでしょうか?
独身ナースはママさんナースができない土日祝日の日勤勤務、平日の夜勤をしていることが多いですよね。
土日祝の休みを希望する時は、基本研修や学会のため。その他は自分の用事ではなく、友人の結婚式だったり。
そうなると、土日が休日なことが大半の婚活男性とは基本的に生活サイクルが合いません。
せっかくとれた平日のお休みは、空いているテーマパークやエステ、スパ、脱毛などリフレッシュや自分磨きに使ってしまう。
それこそが平日休みの醍醐味!と言われればそうかもしれませんが、やっぱりそういった場所での出会いは少なくなってしまいます。
また、アラサー・アラフォーナースは着物の着付け教室に通う率が高い印象がありますね。
もちろんお正月も勤務です。
夏季休暇は旅行代金の安いオフシーズンに申請するため、旅行先での出会いもなかなか少ないんじゃないでしょうか?
マニアックな国を旅先に選ぶ傾向があるので、そもそも日本人が居ないなんてことも。
今はコロナの影響で旅行者自体が少なくなっていますが、それ以前にここ数年旅行者の数はどんどん減る一方でした。
こうなると旅先での出会いの数も当然減ってくるので、近年はさらに出会いが生まれにくくなっていると言えます。
病院スタッフの大半は女性看護師。
結果、医師や男性コ・メディカルの絶対数はかなり少なくなっています。
その上、「この人素敵かも!」という人がいた場合さえ先輩の目が光っているため中々お近づきになれないのが現実。
若い医師と夜勤中に会話しているところを見られただけで、「A病棟の○年目のBさん、C先生と寝たらしいで」という噂が流れることもあるため、うかつな行動は取れません。
患者さんから、「息子の」「孫の」というようなお話を多々頂きますが、そこから本当に結婚したなんて話も聞きません。
看護学校時代から直近の勤務先まで、総じて看護師にはシングルマザーが多い印象があります。ちなみに看護助手さんのシングルマザー率もかなり高めです。
子供がある程度育ってからではなく、小さいうちに離婚してしまうという話もよく聞きます。
離婚理由は「浮気」「夫が働かない」といった男性側に原因があるものが多いので、休憩室で話を聞かされているとだんだん結婚に対する夢や希望が薄れていくんですよね。
同僚や先輩にも離婚寸前な人が多いので、旦那さんに対する愚痴やイライラした話を聞いていると結婚に対して恐怖しかなくなるのも当たり前の話ではないでしょうか。
看護師は激務なので、もちろん高給取り。
その上福利厚生はしっかりしているところも多く、一人暮らしの家賃補助が有り、制服も支給されます。
夏休みの長期休暇はシーズンオフに取得するので、通常に比べて旅費がかなり安く、結果的にあまりお金がかかりません。
好きな色に髪色を染めることとネイルができない反動から、へそにピアスをしているナースも意外と多いんですよね。
全身脱毛やエステに我慢せずお金を使うことが出来るのも独身ならではのありがたさ。
バックパッカー界では、「1年働けば、2年旅行に行ける。日本帰国後2日で職場は決まる。」といわれているほど。
こうなると、独身の方が楽だしお金の使い方に文句を言う人もいないので、夫婦の家計が一緒になったり夫に家計を管理される可能性もある結婚はイヤとしか思えませんよね。
更に!男性側が年収低めの場合、結婚後は一気に一家の大黒柱となってしまう可能性も。
「わざわざ結婚するメリットがない」とは、私の職場にいた独身女性の言葉です。
看護師と結婚したいと考えている独身男性は、実はかなり多いのです。
こちらはマイナビウーマンが独身男性を対象に、「結婚したい女性の職業」を調査した結果です。
看護師は安定した職業ですし、面倒見が良さそう、頼れそうといった理由で、看護師との結婚を望む人が多いのは確かですね。
ですが、看護師との結婚を望む男性が、実際の結婚生活で相性が良いかはまた別の話。
看護師との結婚生活をリアルに描けて、その特性を理解してくれる男性とでないと、せっかく結婚しても早期離婚…となるケースもあります。
ここでは、実際に看護師との結婚に向いている男性の共通点を紹介しますので、これから出会う男性を見極めるときの参考にしてみてください。
看護師として働いているとそのハードさは十分身に沁みますが、一般の人は看護師がそれほど大変な仕事だとは思っていません。
命を扱っているという意味では大変ですが、時間には案外融通が利くと考える人も多いのです。
また、スケジュールを事前に決めたらその通りに動けるという勘違いもありがち。
そんな考えを持っている男性と結婚してしまうと、「コロコロ予定変えないで!」「俺との時間はどうでもいいんだ」など、喧嘩の種が生まれがちです。
結婚生活を長く続けていくには、看護師の仕事の実態、リアルな厳しさをしっかりと理解し、広い心で受け止めてくれる男性が良いでしょう。
看護師には夜勤がつきものですので、相手が定時で働いている場合、常に夕ご飯を用意して待っているのは至難の業です。
また、勤務状況によっては、事前に分担していた家事をやりこなせないこともあるかもしれません。
そんな時のことを考えると、看護師の結婚相手としては一人暮らしや家事の経験がある人が安心。
相手にすべてを任せるわけではなくとも、ある程度のスキルと意欲がある人との方が、結婚生活がうまくいきやすいです。
困ったときはお互い様、と言えるくらいの家事スキルの持ち主であれば、理想的ですね。
看護師との結婚を夢見てはいても、絶対に看護師と結婚してはいけないタイプの男性もいます。
それは、看護師の高い収入や職業としての安定性に甘えてしまう男性です。
最初は優しくても、結婚した途端に看護師のお金に期待して仕事を辞める、独立開業の資金を要求する男性も実際にいますので、注意してください。
看護師との結婚に本当に向いているのは、自分の仕事を熱心に頑張っている男性です。
今の年収に関わらず、仕事自体にプライドと情熱を持っている男性なら、例え一時的に看護師のお金に頼ることにはなっても、すぐに経済的に立ち直ってくれるでしょう。
また、自分の仕事を大切にしている人は、相手の仕事を尊敬する姿勢を持っていることが多いので、お互いを応援し合える結婚生活が期待できますよ。
3年、5年上の独身の先輩を見て「将来自分はこうなりたいのか」を、一度自問自答してみましょう。
人はみな、いつか結婚するものだと思ってしまっています。
一旦その考えを捨てて、実際独身で過ごすことになったら?と想像してみて下さい。
「それでも楽しく毎日を過ごしていると思う」のであれば婚活の必要はありませんが、
「今と何も変わらない」「それでも楽しいと思うが結婚もしたい」「絶対いや」であるならば一刻も早く婚活をしたほうがいいでしょう。
同期や同じ病棟の独身看護師と結婚について話し合うのもおすすめです。
既婚者とシングルマザーのマシンガントークが炸裂する休憩室ではなかなか難しいかもしれませんが、夜勤を狙って独身看護師がどんなふうに考えているのか意見を聞いてみて下さい。
この時のポイントは、絶対に独身看護師だけで話をすること。それと、結婚に対するネガティブな意見からは耳をそらすこと。
最初から結婚に対して嫌な気持ちだけをぶつけあうんじゃなく、「私はあなた達のようにはならない」と心の中で叫びながら話し合いましょう。
ある種看護師の職業病でもあるアナログな情報収集能力(噂話、口コミ)を発揮し自己の婚活に活用するため、婚活チームを結成してみるのもアリ。
最初から一人だと、みんな尻込みしてなかなか行動に移せません。
でもチームなら合コン、婚活パーティーにも思い切って参加出来ますよ。
チームで参戦した合コン、婚活パーティーなどで婚活男性の傾向を情報収集しましょう。
看護師限定の婚活パーティーは、実は男性にかなり人気。
参加男性が多いので女性側も「良い人がいるかも♪」と思って参加しがちですが、もそそも「看護師」と結婚したいという男性の思考が理解し難いので、ここでのカップリングはあまり生まれません。
しかし、自分がどういう人を希望しているのかを改めて考えられる良い機会にもなるので、一度は参加してみるのがおすすめです。
実際に参加してみないと分からないことも沢山ありますし、最初から本命に突っ込むよりもリスクを減らせます。
お見合いや婚活パーティーでは異性と面と向かって話すので、コミュニケーションの練習にもなりますよ。
準備が整ったら、いよいよ個人戦の始まりです。
ここまでで得た情報をフル活用して、自分に合う婚活方法を探す!
マッチングアプリ、婚活サイト、結婚相談所それぞれのメリット、デメリットを理解して頑張ることが大切です。
大事なのは、ここであまりチームの仲間とやり取りしすぎないこと。
情報交換ならアリですが、「こないだの人が最悪でさ」「それは辛かったよね~」なんて会話をしてしまうと元の木阿弥!
あくまでも個人での戦いと捉えて、相談する相手を仲間からカウンセラーさんや第三者に切り替えましょう。
ここまで色々と書いてきましたが、伝えたいことはただ一つ。「看護師は本気で努力すれば結婚は出来る!」
確かに平日休みで「自立しすぎている」一面はあるかもしれませんが、どなたもポテンシャルはかなり高いはず。
今の幸せな独身生活をスッパリやめるんじゃなく、どうすれば結婚後もその幸せを維持できるかを一番に考えてお相手を探しましょう。
素敵な男性と出会えますように!