看護師として働いているうちに、段々気になってくるのが「結婚」。
周りの看護師と同様仕事にまい進してきたはずなのに、何故か皆結婚している…。
看護師はもともと婚期が遅くなりがちな職業ですが、同じように過ごしていても結婚に辿り着く人は一定数います。
子供が欲しい場合は特に、仕事との兼ね合いもあるため積極的に結婚を意識する必要があるでしょう。
今回は、看護師の平均結婚年齢や結婚のベストなタイミングについて調査した結果をご紹介します。
まずはこのグラフを見て頂くと、もっとも有配偶率の上昇幅が大きいのが「25~29歳」と「30~34歳」の間であることが分かると思います。
つまり、この間に結婚する看護師が多いと推測できますよね。
こうしてみてみると、一般女性とそこまで大きな差はなさそうです。
やはり、30歳までにはという思いに職業は関係がないのでしょう。
看護師以外の友人たちの結婚ももちろんこのあたり。
仲良し女子グループから家族ぐるみでの付き合いへ変化していくため、乗り遅れたくないという気持ちが芽生えがちです。
30歳までに結婚する「早婚組」と30代半ばから後半、それ以上で結婚する「晩婚組」が存在します。
「早婚組」はオシャレが好きで社交的。合コンや婚活パーティーにも積極的に参加出来ます。
そのため、友人の紹介から結婚になる繋がることも多いんだとか。
このタイプは友人の結婚式の余興や二次会の幹事も引き受けます。
看護師3~5年目で結婚するのが一般的でしょう。
対して「晩婚組」はとにかく真面目!
看護師として一人前になることが最優先なので、キャリア志向と周りに思われがちです(実際はそうでもないこともある)。
グループでの婚活参加には消極的なため、ソロ活動で結婚することが多いです。
誰にも結婚のことを知られないので、急に名札の名前が変わったことで結婚を知る、なんてことも!
教育プログラムからいっても、新卒から3年は働くのがベストです。
そうすれば、リーダー業務や指示受け、プリセプター(新人教育)など、ある程度の業務をこなせるようになっています。
もし結婚して妊娠しても体に影響の出ない範囲で仕事を任せてもらえるし、復帰後も働きやすくなります。
これが1~2年だと、できる仕事が少ないまま産休や育休に突入することになるため、病院によっては退職をやんわり勧められたりする可能性も…。
結婚が理由でなくても辞める人が多い1年目、2年目。
先輩は言葉には出さないものの、やんわり怒っているのかもしれません。
でも、そういうことをいちいち考えていては婚期が遠くなるばかり。ご縁を最優先に考えて良いと思います。
出産に関しても同じです。師長や先輩はいろんなことを言いますが、妊娠は結婚以上に思い通りには行きません。
これはあくまで体感ですが、ナースのほうが不妊治療を必要とした確率が高いように思います。
ストレスや不規則な生活が原因なのでしょうか?
結婚の意思はあるけれど、ずるずるとタイミングを逃してしまった場合、いったいどんなことが起こるのでしょうか?
ここでは、結婚のベストタイミングを逃した看護師が体験しがちな3つの出来事を紹介します。
看護師を辞める理由として使いやすいのが出産、育児、結婚、配偶者の転勤など、ライフスタイルの変化です。
結婚のベストタイミングを逃すとこれらの理由が使いにくくなり、看護師を辞めたいと考えていても、踏ん切りがつかないことがあります。
仕事にはすっかり慣れている状態で、激務を理由に辞めるのもためらわれますよね。
また、看護師の場合は辞職意思を早めに伝えなければいけないため、出産のような強制的なイベントがあった方が、辞職への固い意思を保ちやすいのです。
辞職の意思を1年前に伝えるとすると、強制的な理由が長い限り1年間同じ気持ちでいるのは難しいものです。
結婚のタイミングを逃すと、ほかのキャリアに興味を持ちつつも、最終的に看護師としてだらだら居座ってしまうことにもなりかねません。
看護師に限らず、結婚のタイミングを逃した人すべてに言えることですが、一人でいる時間が長いとそれに完全に慣れ切ってしまいます。
おまけに看護師は年収が高いので、自分磨きや旅行、習い事を楽しみながら、車やマンションを買う人も。
定年後に働く看護師も増えており、ある意味では結婚しなくても生涯安泰なのですね。
一人でいる生活に慣れ、自分が働き続ければ老後のお金の心配も少ない状態だと、婚活へのやる気は徐々に失われていきます。
「結婚にこだわらなくてもいい」と吹っ切れるなら良いのですが、心の奥に「それでも結婚したい」という思いがある人にとっては、一人の生活への慣れが婚活を妨げる原因になるでしょう。
結婚のタイミングを逃して30代を超えると、徐々に婚活市場での価値は落ちていきます。
「愛に年齢は関係ない」とは言いつつも、実際の婚活市場では、出産や育児のことを考え、年齢を重視する傾向がまだまだあるからです。
特に看護師が注意したいのは、年齢が上がってもそれなりの年収の男性を求めてしまうこと。
看護師の年収が高いので、「同じくらいの年収で」と考えるだけでも、必然的に高収入の男性が対象となります。
ただ、高収入の男性を手に入れるのは、婚活市場で少しずつ価値が落ちてきている女性には難題です。
高収入の男性のみにアプローチしているうちに時間ばかりが経ち、婚活市場でさらに価値が落ちてしまう可能性もあります。
婚活で相手を探すなら、1日でも早く市場に入り、しっかりと作戦を練ったうえで短期決戦に臨むのが最も良いでしょう。
私が働く病院では4月の段階で翌年3月末の退職希望を師長さんに伝えなければなりませんでした。
でも実際はそれ以外でイレギュラーに退職するナースが多いため、なんやかんやで希望していた退職が1~3年伸びることもあります。
だからこそ、自分の結婚で迷惑をかけたくないなら師長へ早めに報告することをオススメします。
人員配置の関係もあるので、早め早めが重要ですよ。
ちなみに!私は婚活をするところから師長に報告しておりました。
ここでも「報・連・相」が重要です。結婚までの道のりを知ってもらっていることで、結婚休暇なども比較的取得しやすくなります。
結婚に関しては、出産よりも業務に影響はしませんので比較的どんな師長さんでも相談に乗ってくれます。
病院によっては職員が夏季休暇を取得する月(6月~10月)を避けた月に結婚休暇を取得するようにと指導される場合もあります。
結婚式後ハネムーンを予定している場合などは、情報を集めてベストな時期に式の日取りを決めるのがオススメですよ。
看護師としての今後のキャリアを考えるなら、新卒の方は最低3年程度勤めてからのほうが安心ですが、とはいえご縁は大切です。
スムーズに結婚まで進めるなら、師長さんへの「報・連・相」は十分すぎるくらい行っておきましょう。
印象が良くなりますし、結婚休暇の取得に向けた相談もしやすいです。
プライベートなことほどスタッフに周知して貰っておくことで、周りからの協力も得られやすいですよ。